Slide_Sony_Atsugi_Tech_2020_07_10_Slide001_to_010.html

by Yoshiaki Daimon Hagiwara



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下記の内容をメモ帳に COPYしてまず印刷出力して、
それを読みながら、DOWN LOADした PPTの各々の
Slideを見てください。理解するのを助けると思います。

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Slide 001


今日は、SONY OBの萩原良昭です。

2008年にSONYを60歳定年退社
して12年が過ぎました。今72歳です。

20年前には「萩原教室」という名で
半導体技術講座を、新人社員を相手に
毎年開催していた事を懐かしく思い出
します。


あの時、入社した新入社員のみなさんも
今はもう40歳を過ぎて、職場で重要な
責任者のお仕事をされている事でしょう。

今日は90分の雑談をします。

資料は非常に多いです。全部でSlideが
119枚あります。一枚45秒で話す必要
がありますが、適当に2~3秒で飛ばす
動画タイプのSlideも含みます。


説明が速すぎてすぐには吸収できないものが
いくつもあると思いますが、もし興味があり
ましたら、後で 萩原のHome Pageに入って
見てください。このSlideの説明文をその
まま掲載しています。


Slide 002




Slide 003


もともとジェット推進10万馬力の鉄腕 アトムの漫画で
育った世代です。人口知能に強い関心をもつ学生でした。
私の人生を振り返ると私は鉄腕アトム の電子部品を
いろいろと学習してき たことになります。

大賀さんに「SONYは将来鉄腕アトムを造るべきだ」
と熱弁したことがあります。大賀さんは「面白い」と
言ってくれて、2003年の新年号の SONY Familyの
表紙にそのマンガを掲載してくれました。

Slide 004


写真は母校Caltech が年に春夏秋冬に発行する
1972年秋のCaltech Journal に掲載された
ものです。 



当時萩原の母校の先輩のGordon
がベンチャー会社をつくり多くの学部の先輩
がIntel社に就職し、イオン打ち込みによる、
新しい MOS TransistorでメモリICの商品化
に挑戦していた時期でした。世界で初めての
産学共同Porojectではなかったかと思います。
萩原も卒業後、Intel社の入社することを念頭
にいろいろIntel社に入社した先輩やPhD論文
の指導官で恩師のCarverにいろいろMOSの
プロセスデバイス技術とそのデジタル回路の
設計技術を学びました。

Slide 005


当時 Carverは ジンギスカンの様な顔をした人
と大学の食堂で呼ばれていた変人でした。日本人
が大嫌いでした。しかし萩原が日本人だとは知り
ませんでした。 萩原の名前は当、大門良昭
でしたが、研究室では、Yoshi Diamond と呼ばれ
ていました。ユダヤの名前で Gordon先輩からは 
Joshua と呼ばれていました。Carverは Yoseph
と呼びました。キリストの父の名前です。

崇城大学の学生からは、食道で「アインシュタイン
の様な顔をした人」と学生に呼ばれているのを
知りました。名前を知らない学生から、恩師の
Carverがジンギスカンの様な顔をした人と呼ばれ
いた昔をよく思い出しました。


Slide 006


雑談が多くてすみません。こんな調子では119枚の
Slideを90分で説明することは不可能ですね。

今日の講演の目的をこのSlideは説明しています。


一番、肝心な質問は、「これからもSONYの
半導体は世界一を維持できるか?」です。

そんなことは未来にならなきゃわからないが
ベストを尽くすのみですよね?

ケッセラセラの世界ですね。

でもSONYを支えるしっかりした技術陣がいて、
将来のための優秀な技術者が育つことは絶対に
不可欠なお話です。まずはそこに君たちも意識
し後輩をしっかり育ててほしいです。先輩後輩
のきずなを大切にしてほしいです。

Stanford 大学から Yahoo や Google が生まれ
ました。Intel社も HPも先輩後輩の絆が大変
重要な役割をしました。大学の先輩後輩や恩師
のとのつながりは日本の昔からの親分子分の徒
弟制度そのものです。Intel社やHPは日本以上
に日本的な会社だったと記憶します。先輩が手
を取り足取り後輩を教える姿が萩原はとても嬉
しかったです。先輩にいろいろ見返りもなく、
萩原はいろいろ教えられてうれしかったです。

この講演が終わった時点でみなさんも自分なり
にこの質問に関して直観的な答えが出せれば
萩原のこの講演は目的の半分は果たしたことに
なります。後で名指しで指名して答えを聞きた
です。萩原の話はいいかげんに聴いていても
OKですが、この5つの質問に関する答えを
考えてください。その俺にみなさんには萩原の
本を差し上げます。必要なかったら後輩にでも
古本屋に売り飛ばしてもいいですが、萩原の
サインがありますので、あまり高価には売れ
ないとおもいますが、ぜひこの5つの質問を
自分なりの考えてください。

Slide 007


またこの講演の関する参考図書を紹介します。

5冊あります。

まずは会社のお金で上司の許可をもらって
購入してください。その本は会社のものです。
みなさんには無料で謹呈ですが、それは皆さん
が自宅に持ち返って読む本です。それとは別に
職場の費用でもう1冊会社のお金で購入して
ください。会社ではその本を使って学習して
ください。またその本で職場で勉強会などを
開催してその教材に活用してもらえれば萩原
はとてもうれしいです。


Slide 008

まず萩原の本ですが、この本の内容の一部を
今日の講演で解説します。



後で興味のある方はさらに理解を深めるために学習してください。

Slide 009


2冊目の本は、もと萩原のCCD時代の上司で
SONYのトランジスタ―の黄金時代の縁の下
の力もちだった川名喜之さんと産業タイムズ社
の社長の泉谷渉さんが出版して本です。ぜひ、
個人的に購入してSONYの社員には全員自分
でお金を払って読んでいただきたい内容が一杯
記載されています。その目次を紹介します。

Slide 010 


「感動の共有」こそ ソニーの哲学とあります。

その意味をみなさんひとりひとりがどう受け止め
感じるか、時間があればお聞きし、DISCUSSION
したいところです。希望と夢をもつことです。

どんな希望かな? どんな夢があるかな?

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いずれは Image Sensor Storyとして 一般の文系の人でも
理解できる内容として、和文で本を一冊出版したいです。
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また、その英文も出版したいと希望しています。

本書にはDVDを教材としてつけたいです。

今回の7月10日に収録した講演の録画内容をもし可能なら
つけたいです。できばえ次第ですが、、

これは日本の半導体産業の再起に対して、人材育成は最重要
課題です。優秀な夢ある半導体技術者を育てることが萩原の
残り少ない人生の最大の使命と感じています。この歳まで
健康でいられて感謝感謝です。一緒に仕事をしてきた仲間や
先輩や萩原を守っていただいた、SONY TOPの方々、
SONY中研時代に萩原の親切に歓迎してくれた岩田三郎さん
や塚本さん、CCDの開発の職場の仲間の粂沢哲郎さん、CCD
のプロセスでたいへんお世話になった、阿部元昭さん、国分工場
立ち上げた小笠原さん、高橋本部長、山田中研所長、河野本部長、
SONYマグネスケールの仕事をいただいた森園副社長をはじめ、
大賀会長、岩間社長や、また、私とSONYの縁をつないでくれた、
大先輩の前田尚利先輩(前田多門の孫)や樋口先輩(樋口工場長
の息子さん)のお顔が浮かびます。

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この講演に関する参考図書
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(1) 人工知能パートナーシステム(AIPS)を支える「デジタル回路の世界」
    萩原良昭著 青山社 ISBN978-4-88359-339-2

(2) 「伝説ソニーの半導体」その栄光の軌跡そして未来への構図
  泉谷渉、川名喜之著 産業タイムズ社 ISBN978-4-88353-290-2 C3055

(3) 「イノベーションの成功と失敗」 武田 立、瀬戸篤著、
   同文館出版 ISBN978-4-495-38571-2

(4) 「技術の系統化調査報告」 国立科学博物館、
   Volume 29, March 2020, ISSN 2187-462X  

(5) 「ソニー初期の半導体開発記録」 企業戦略と発展の原動力
    川名 喜之 著    美研プリンティング株式会社 (非売品)

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この講演のSlideの詳細解説文を掲載しています。

http://www.aiplab.com/Slide_Sony_Atsugi_Tech_2020_07_10.html

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Slide 001 ~Slide 119 まであります。

これから Slideの説明文を用意します。

来週の水曜日には準備できると思いますので、
聴講する方は事前に復習して、質問を1つ用意
してください。講義の間に、居眠り防止用に
聴講者に質問を聞きたいと思っています。。。

予習してください、これは大学の授業の延長です(笑顔)。。。

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hagiwara-yoshiaki@aiplab.com ( http://www.aiplab.com/ )

hagiwara@ssis.or.jp ( http://www.ssis.or.jp/en/index.html )

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